
早い時期から保育園に預ける予定がある、母乳量が少ない、パパにも積極的に育児参加してほしい、ママもたまにはおっぱいを休ませたいなど、哺乳瓶を利用する理由は様々です。
ですが、いざ購入するとなると「何本必要なの?」と言う問題にぶち当たります。
というわけで、今回は新生児期から生後4ヶ月まで混合、その後完ミになり、生後半年から保育園にも預けている私がそれぞれの「必要本数」とオススメの哺乳瓶や消毒方法等を紹介していきたいと思います。
また、双子育児をしている友人が2人もいるので双子の哺乳瓶の本数もリサーチしてきましたよ!
もくじ
完ミ、混合、完母それぞれの哺乳瓶必要本数
まず、「完ミ」「混合」「完母」とはどういう意味なのか。というところから説明しておきますね。
- 完ミ→完全ミルク育児。ミルクのみで赤ちゃんを育てること。
- 混合→ミルクと母乳混合育児のこと。割合は特に決まってません。
- 完母→完全母乳育児。母乳のみで赤ちゃんを育てること。
それぞれに用意する哺乳瓶の本数も変わってきます。
完ミの場合
新生児から完ミの場合、最低でも3本は用意しておいたほうが無難です。
しばらくは3時間ごとのミルクが続くので2本しか用意していないと夜中や朝方、洗うのを忘れていた哺乳瓶に絶望してしまいます。
最低3本ですが、4本あると洗うのをサボっても少し心に余裕ができます。
3ヶ月くらいからは一気に飲める量も増えて、時間の間隔も開いてきます。
これくらいの時期に哺乳瓶を購入するな
ら最低2本、心に余裕を持たせるなら3本がベスト。
半年以降に購入するなら、離乳食が始まっていれば1本で十分です。
実際我が家は生後4ヶ月から完ミでしたが、最初にピジョンの母乳実感の160mlを2本購入後、離乳食が始まった頃に240mlの哺乳瓶を1本を追加購入しました。
離乳食が始まってからはその240mlの哺乳瓶1本のみをひたすらヘビロテし、1歳半でミルクを卒業しました。
完ミで楽になった!という体験談はこちらから。

混合の場合
新生児から混合の場合、2本あればなんとかなりますが3本あれば心に余裕が生まれます。
新生児から混合だった我が家は、母乳量が少なかったので授乳の度にミルクも用意していました。
なので、完ミと状況は同じです。
たまにミルクを足す程度なら1.2本で十分ですが、私のように毎回ミルクを足すなら2.3本は用意しておくのがベスト。
4本あればかなり気が楽になりますが、使わない可能性も出てくるので母乳の進捗状況も見つつ最初は少なめの本数で。
混合の場合、その後完ミになる場合と完母になる場合がありますが、完母の場合はそのまま哺乳瓶卒業となります。
そして、完ミになった場合離乳食が始まっていれば大容量の哺乳瓶1つ買い足すのがベストです。
完母の場合
完母なら哺乳瓶いらないのでは?!と思いがちですが、一日中おっぱいを吸われるのってなかなか苦痛です。
あちこち痛いし。
ちょっと休みたい!パパに預けて少し外出したい!
そんな時に使えるように1本哺乳瓶を持っておくことをお勧めします。
双子育児と保育園に通う場合、お出かけ時の必要本数
完ミ、混合、完母以外のパターンも紹介しておきます。
双子育児の場合
これは、経験がないので双子育児の経験者2人に聞いてきました。
とにかく双子育児はてんやわんやになるので、哺乳瓶の数はケチらず多めに!が鉄則です。
2人合わせて最初は4本を用意、双子で母乳育児は相当大変なのでのちのち完ミになることが多く、最終的には2人で6本あればなんとかなると教えてもらいました。
全てのパターンで言えることですが、少しずつ様子を見ながら買い足すのかベスト。
保育園に通う場合
これは、通う保育園によってだいぶ違いが出てきます。
見学に行った保育園では1本を洗って使い回す保育園が多かったですが、息子が今通っている保育園はこちらで用意する必要はありませんでした。
全て保育園の備品でまかなっていただきました。
というわけで、保育園に通う予定がある場合は通う保育園の方針に沿って用意してください。
お出かけする場合
短時間なら哺乳瓶1本、長時間なら2本あれば安心です。
お湯やミルクの持ち歩きで相当荷物はかさばりますが、最近はとっても便利な液体ミルクというものが誕生し、災害時用としても備蓄しておけるのでその人気は絶大です。
これはお出かけ用にも使えるのでは?!
と思っていたのですが、これが意外と高い。そして量が調整できない。
ほほえみは240ml
使い切りで、200円ほど。
結構割高…!!
なので、お出かけ時だけとはいえ液体ミルクの常用はコスパ的にはよくないんですよね。
我が家でお出かけ時に大活躍していたのは、 のほほえみらくらくキューブです。 明治

20mlずつ計測できるキューブタイプで、200ml分が個包装になっています。
使いきれなくても長期保存できる優れもの。
大きな缶タイプに比べると少し割高ですが、それでも200mlで80円ほど。
もちろん、お湯と哺乳瓶の持ち運びが必須となりますが、飲む量が決まっていたらこちらの方が経済的です。
完ミ、混合育児に最適な人気のおすすめ哺乳瓶の紹介

赤ちゃん用品売り場に行くと哺乳瓶って結構種類があることに気づきます。
でも、どれも同じに見えますよね…
今からわかりやすく紹介していきます!
ピジョン 母乳実感

日本で一番売れている、支持されている哺乳瓶といえばコレ。
9年連続、たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2018・哺乳びん部門1位
マザーズセレクション大賞2016受賞
など、とにかく世のお母さんの絶大なる支持を集めています。
そして、産院や息子の通う保育園、周りのママ友さんも8割以上が使っている上に我が家でも新生児期から愛用している哺乳瓶です。
とりあえず1本哺乳瓶を買っておきたい!なら断然この母乳実感がおすすめ。
母乳実感の特徴 ニップル編
母乳実感のニップルは、赤ちゃんがママのおっぱいを飲むときの口の動きを60年研究して作られたもので、母乳もミルクも!といった混合育児に最適な哺乳瓶です。
実際、程よく弾力があり大きめのニップルで赤ちゃんが吸い付きやすく、おっぱいを飲むように一生懸命に口と舌を動かして飲んでいました。
また、ニップルのサイズも豊富で
- 新生児〜1ヶ月はSSサイズの丸穴タイプ
- 1ヶ月から3ヶ月はSサイズの丸穴タイプ
- 3ヶ月からはMサイズのスリーカットタイプ
- 6ヶ月からはLサイズのスリーカットタイプ
- 9ヶ月からはLLサイズのスリーカットタイプ
と成長に合わせてニップルの交換ができるようになっています。スリーカットは丸穴に比べてミルクが出てきやすく、飲みやすいタイプ。
この交換を怠ると、飲む力があるのになかなか飲めなくて授乳中に唸ったり、うちの子みたいに途中で疲れて寝てしまうなんてことも出てきます。
もちろん、この月齢だから絶対ニップルのサイズを変更しないといけない!というわけではなく、子供が快適にミルクを飲めるサイズを使うことが大切です。
母乳実感は、哺乳瓶の大きさによって付属しているニップルのサイズが異なります。
160ml、240mlの2タイプで160mlの方にはSSサイズのニップル、240mlの方にはMサイズのニップルが付属されているので、新生児期に購入する場合は160mlの小さいサイズをオススメします。
長く使うことを想定するなら240mlを購入し、ニップルだけSSサイズの購入でも。
ドクターベッタの哺乳瓶

なんとも不思議な形の哺乳瓶ですが実はこの形状、計算し尽くされた素晴らしい哺乳瓶なんです。
もともとアメリカの小児科医が開発したというこのドクターベッタの哺乳瓶、日本に輸入されてから日本で更に研究と開発が進み、現在は国産の哺乳瓶として販売されています。
ドクターベッタの特徴 形状編

この哺乳瓶は、赤ちゃんがおっぱいを飲む時と同じ、身体を起こした姿勢で飲める形になっています。
ミルクを飲む際に頭を低くすると、ミルクが逆流して頭位性中耳炎を起こす可能性があります。
そういったリスクを回避するために工夫された形なんですね。
また、ミルクを飲んでいる際気泡が上に逃げていくので空気を飲み込みにくく、吐き戻しが少なくなります。
ドクターベッタの特徴 ニップル編
赤ちゃんが吸い付くと、ニップルの先が伸びて口と舌にぴったりフィットします。
おっぱいを飲む時と同じ舌の動きで飲めるので、混合育児にも最適です。
ドクターベッタの特徴 デザイン編
他ではあまり見かけないカラフルな色合いが特徴的です。
サイズは120mlと240mlの2種類でガラス製もあります。
また、専用のポーチやミルクケースなども販売しているのでぜひ公式サイトをチェックしてみてください。→ドクターベッタ公式通販サイト
ビーンスターク 赤ちゃん思い

赤ちゃん用品の老舗メーカー、ビーンスタークの哺乳瓶です。赤ちゃん思いは広口タイプで、ニップルがよりおっぱいに近い形状になっています。
ニップルは、内側に弁が付いているちょっと変わったタイプ。吸い口はスリーカットなので紹介した中では、吸った時に一番ミルクがたくさん出てくるものになります。
そしてこのニップル、なんと口腔外科医との共同研究で作られたもので、しっかり口周りの筋肉を使える仕組みになっています。
その機能が評価され、2015年度にグッドデザイン賞とキッズデザイン賞を同時受賞しています。
赤ちゃん思いの特徴 素材編
ガラス製というと、重くて割れやすいと思いがちですが、なんとビーンスタークのこの哺乳瓶はガラス製なのに軽量そして、医療用にも使われているホウケイ酸ガラスを使用しているので、とても丈夫なんです。
プラスチックタイプもありますが、電子レンジ消毒を推奨していないので、ビーンスタークに限って言えばガラス製の方が使い勝手がいいです。
哺乳瓶のサイズは150mlと、240mlの2バージョンでニップルは1種類のみとなります。
ガラス製のメリットデメリットは?
哺乳瓶には主にガラス製とプラスチック製の2種類の素材があります。
それぞれに特徴があるので比較すると
- 軽い
- 割れない
- なかなか冷めない
- 傷がつきやすい
- 傷がつきにくく衛生的
- 流水ですぐに適温になる
- 重い
- 落とすと割れる
なんと、プラスチックとガラス見事に真反対の性質を持っています。
どちらも一長一短ですが、持ち運びのしやすさや安全面を考えると最初の一本はプラスチック製が無難です。
衛生面を考えるなら自宅ではガラス製、外出時のみプラスチック製という使い方をするのもアリです。
哺乳瓶の消毒はレンジタイプがベスト
赤ちゃんのミルクは栄養豊富。哺乳瓶についた残りカスは細菌の格好のエサとなります。
免疫ができていない赤ちゃんの身体に細菌が入り込むと、消化不良を起こすことがあるので最低でも生後3.4ヶ月は哺乳瓶の消毒が必要です。
哺乳瓶の消毒の主なやり方は3つ
哺乳瓶の主な消毒方法は一般的にこの3つです。
- お湯で煮沸消毒
- 薬剤で消毒
- レンジで消毒
お湯で消毒は、毎回お湯を沸かし哺乳瓶を入れ…と相当面倒なのでやめておきましょう。
薬剤での消毒は、薬剤入りの水に哺乳瓶を1時間漬けておかないといけないので、産院など大量の哺乳瓶を扱う場所向きです。
というわけで、一般家庭なら断然レンジ消毒がおすすめ。

こういった消毒器に水を少し入れ、レンジで3〜5分温めるだけで消毒完了です。
消毒器の大きさも哺乳瓶が1本だけ入るタイプからあるので、家のレンジの大きさや哺乳瓶の量などと照らし合わせて選んでくださいね。
完ミ、混合に最適な哺乳瓶の選び方をまとめると
- スタンダードな一本が欲しいならピジョンの母乳実感
- 吐き戻しに悩んでいる、頭位性中耳炎が気になるならドクターベッタの哺乳瓶
- 一気にたくさん飲めるものが欲しいなら、母乳実感の240ml(Mサイズのニップルが付属)か、ビーンスタークの赤ちゃん思い
- 赤ちゃんの飲む力が弱いなら、ビーンスタークの赤ちゃん思い
となります。
哺乳瓶はライフスタイルに合わせて、そして赤ちゃんに合わせてと色々な選び方ができるのでお気に入りの一本を見つけてくださいね。