
茨木辯天花火大会って、ご存知ですか?私39年関西に住んでるんですが(京都32年 大阪7年)今年初めてその存在を知りました。
茨木辯天花火大会、辯天はべんてんと読みます。
宗教法人辯天宗が開催する地元に愛されている花火大会で、人出は2万人ほど。
打ち上げられる花火は1時間で3000発。
辯天宗って聞き覚えないかもしれませんが、あの高校野球で有名な智辯和歌山や智辯学園が辯天宗の学校です。
生まれも育ちも茨木市の夫が、絶対観て損はないから!めっちゃ近くで見られるしすごい迫力だから行こう!!!
と突然ゴリゴリにゴリ押ししてきたので、今回2歳9ヶ月の息子を連れて行ってきました!
ぶっちゃけ、地元の小さな花火大会でしょーショボいんじゃないのー?なんて思ってたんですが、茨木辯天花火大会見事に予想を裏切ってくれました!!!
この記事で、茨木辯天花火大会の混雑具合や持って行くべき持ち物、絶好の鑑賞スポット、その他この花火大会に必要な情報を紹介していきますね!
もくじ
茨木辯天花火大会の絶好の鑑賞スポットはここ!
花火をより綺麗に大迫力で見るには、近くで見るのが鉄則。
JR茨木駅近くのイオンの駐車場がその日だけ花火客向けに解放されていたりして、ついつい行きたくなりますが、綺麗に見たいならそして迫力を感じたいなら、ここはぜひ辯天宗の敷地内にお邪魔していただきたい。
この日だけは一般開放されていて誰でも中に入れる上、一般席が用意されているので無料でしかもベストポジションで花火を楽しむことができます。
辯天宗のお寺に行くには臨時の直通バスを使う
JR茨木駅から毎年臨時の近鉄バスが走っています。
どの停留所から何分ごとにくるかは、辯天宗のサイトに記載されています。
運賃は220円、現金はもちろん交通系ICカードも使用できます。
花火大会に車で向かう人もいるため、交通規制が激しくて、バスに乗ってもなかなか動かないし着かないので、小さい子を連れてる場合は一本バスを見送ったりして座れるバスに乗った方が無難です。
一度乗ってしまえば、辯天宗の敷地内まで連れて行ってくれるので楽チン♪
バスから降りたらしばらく歩く

バスから降りて、高速の下を通り延々と10分から15分くらい歩きます
この高架の先はひたすら坂です。
ベビーカー等は結構辛いかも…
登り切ると有料観覧席がありますが、主に信者さん用という感じでした。

この塔が見えたら残り半分ほど。花火自体はこの塔のすぐ近くであがります。
なだらかな坂をずーっと歩いたら、一般席が見えてきました。

だだっ広い空き地です。
ここに着いたのが18時50分。花火が始まるのが19時半、あと40分しかないのに意外と空いてます。
このあと空がどんどん薄暗くなっていくに連れて、人もどんどん増えていきましたが、ギュウギュウになることはなく快適に見ることができました。

始まる30分前の写真です。夕空が本当に綺麗で、心地いい風も吹いてきて最高のロケーションでした。
首が痛いほど近い
実際始まってびっくりしたのが、近い近いとは聞いてましたが本当に近い。
ずっと見てると首が痛い。
なんなら、一般席の出入り口付近に消防車が待機してるくらい花火を打ち上げている場所が近いんです。

そして音もド迫力。
体に響くようなドーンという音に息子は少し怖がっていました。
しかも、一気に打ち上がるのでどーんというよりババババババーンみたいな。
でも、だんだん慣れてきて拍手したり黄色い花火を見てバナナ!緑の花火を見てメロン!という余裕が出てきたみたいで一安心。
周りにも子連れが多かったですが、みんな一生懸命楽しんでいましたよ。
帰りはひたすら歩く
なんと、バスは19時50分で最終が行ってしまうため20時半の花火終了時にはバスはありません!!
ということで、帰りはJR茨木駅まで20分ほど歩くことになります。
タクシーを呼んでおくという手も使えなくはないんですが、なんと行きにバスから降りて歩いたルートとは違う道が帰りのルートになっていたので、先に呼んでおくことはできなさそうです。
見にきてる方は地元民が多いので、自転車で颯爽と帰って行く人も多く見られました。他はみんなのんびりのんびり歩いてたので、私たちも花火の余韻に浸りながら帰りました…と言いたいところですが、おネムの息子を抱っこして汗だくで帰りました(笑)
茨木辯天花火大会 混雑具合と必須持ち物
混雑具合というほど混雑してなかった
この日、関西では超有名な花火大会「琵琶湖花火大会」が開催されていたんです。
茨木に行く途中も、琵琶湖に向かう大勢の人たちが新快速に乗る姿を見ました。
私も過去に3回ほど行ったことがあるんですが、そりゃあもうえげつない人です。
なんせ30万人の人出ですから。
花火の終わりと同時に帰ろうものなら、駅に向かう人並みに揉まれて身動きが取れない、駅に着かない、着いても乗れない!の三重苦です。
今回行った茨木辯天花火大会は毎年20000人から25000人ほどの人出で、ちょっと規模の大きな地元のお祭り程度の人出です。
なんなら、帰りの電車はすぐに乗れた上に座れてしまいました。
まぁ、花火の終わりと同時に即ダッシュで帰ってきたのもあるんですが、これほんとに花火大会の帰り?ってくらい普通の電車で身構えてた私は拍子抜け。
元茨木市民の夫曰く、ほとんど地元の人が見にくるから電車使う人少ないのかも?
とのこと。
信ぴょう性は定かではありませんがね。
夫も昔見に行ってた時は自転車だったとか。
まぁ、なにはともあれ座れてよかった!
駅までの道も混雑することなく普通に歩けましたし、この快適さを経験してしまうと琵琶湖の花火大会はもう行けないなと…
必須持ち物あれこれ
まずはリストアップしてみますね
•軽食
•レジャーシート
•クッション
•虫除けスプレー(他虫除け対策)
飲み物、軽食
辯天宗の敷地内に入ってしまうと、屋台等はありません。
駅前にコンビニがあるので、ちょっとした軽食や飲み物等買っていくことをお勧めします。
19時を過ぎるとかなり暗くなってくるので、それ以降に食べるなら手軽に食べられるものがいいです。
手元が見にくくなるので、お弁当とかよりおにぎりがgood
レジャーシートとクッション
一般席は大きめの石の砂利と雑草が生えていて普通には座れません。
レジャーシートを敷いても砂利でお尻が痛くなるので、クッションかアウトドア用の小さな簡易椅子を使ってる方が多かったです。
私たちは何も知らずに何も用意せずに行ったので、駅前でもらった大きめのチラシをレジャーシート代わりににして、タオルをお尻に敷きましたが時間が経つとジワジワ痛くなってきました。
あまり大きな簡易椅子は座高が高くなりすぎてひんしゅくを買うので、椅子を持っていくなら低めのものを選んでくださいね。
虫除けスプレー
やられました。蚊か何かわかりませんが虫に5箇所も噛まれました。
なかなか痒みが引かず、夜中も痒くて起きてしまうほど。
息子は幸い無事でしたが夫も私も足首ががっつり出ている服を着ていて、見事にその場所だけやられてしまいました。
虫除けスプレーを持参するか、長ズボンを履くなど対策していってください。
腕はなぜか無傷でした
花火はとにかく圧巻!素晴らしかった!

3000発ってどんなものかなぁ?と思っていましたが、1時間みっちり惜しみなくガンガンあがる花火はとにかく圧巻でした。
次から次へとあがるので息つく暇もないほど。
みんな拍手喝采でした。
そしてそして、フィナーレが素晴らしかった。
フィナーレの素晴らしさを知らずにそろそろ帰ろうと準備しだしてたんですが、ジュピターの音楽に合わせて黄金の花火のみがただただひたすら夜空に無数に打ち上がる姿は優雅で感動ものでした。
自分の視界全部が黄金の花火に埋め尽くされ、時が止まったように感じました。
見られてよかった。帰らなくてよかった!息子も呆然としたあと超笑顔で拍手していました。
次の日は朝から
はばび!すごかた!きれいかた!
(花火すごかった、綺麗だった)と改めて楽しかったことを報告してくれました。
満足してくれたようでよかったです。
余談ですがこの日京都に住む弟家族(子供2人の4人家族)はなんと、琵琶湖花火大会を有料観覧席で鑑賞したそうなんですが、帰りはなかなか駅に着けず乗れず、えげつない人の多さに子供はぐずるし翌日の疲れが半端ないし、もうしばらく花火はいい。
と今朝愚痴ラインが来てました。
来年は一緒に茨木辯天花火大会に行こうと誘っておきました。